時は来た…。ミュウを回せ…。(供養記事)
某DCGにて8コストでデッキをグルグルさせそうなタイトルですね。因みにミュウは9マナでグルグルし始めます。今回は今は亡きミュウループのお話です。
亡くなった原因はこちら↓
以前のルール改訂によるリムーブ回数の変更でもかなりの大打撃を受けましたが、今回のルール改訂が決定打になりました。ループと共に消えた先人の供養を兼ねてここにミュウループがなにをやらかしたのかを記します。
まず、ミュウループで出来た主な悪い事がこちら
・無限シグニ回収。(キアハループ)
・無限スペル回収。(オオマループ)
・無限ドロー。(ハナマループ)
・無限エナチャージ。(ボクマループ)
・相手のライフクロスとトラッシュをすべてデッキに戻す。(ナフシュループ)
・相手のライフクロスとトラッシュをすべてデッキに戻す。(スカラベループ)
・相手の手札をすべて捨てさせる。(ハンデスループ)
・自身のリフレッシュを回避する。(スピネル・コボルトループ)
・相手のシグニゾーンにパワーマイナス∞を3か所に配置。(サソリスループ)
・相手のシグニゾーンを次のターン再配置不可にする。(クローズループ)
・相手のエナゾーンのカードを任意の1枚になるまで減らす。(シルシュループ)
主にこのあたりです。新旧含めて色々やらかしてました。残念ながら私はループの第一人者ではないので詳しいことはわかりませんが、最新版の『レゾネーター』を用いたループではスペルカットインすら発生させなかったらしいです。アカズキンループだとスペルカットインが発生するので、シルシュループのようにトラッシュに置いておかなければいけないカードがあるループや対策方法がばれているループは止められることがあります。
本記事では大会で結果を残した先人の手順から基本のループを少しだけ解説します。
基本ループ(キアハループ)
基本のループになります。これだけ知ってるって方も結構いそう。簡単に言えばキアハで無限回収を行う為、手札が増えます。
初期盤面:ミュウ=イマゴ、黒鍵の巫女タマヨリヒメ、大幻蟲§オタガメ§(B)、、幻獣アカズキン
エナゾーン:9枚
その他:黒幻蟲オウグソク【FA】
手順(略称使います)
① 手札・場のオタガメ2体とキアハの3体でオウグソクFAを出す。
② 手札からトラッシュに送られたオタガメを出す。
③ ミュウの効果でエナチャージ1
④ エナゾーンが10枚となり、アカズキンのレベルが4になる。リミット超過。
⑤ オウグソクFAをリムーブして効果を発動する。キアハとオタガメを回収。
⑥ キアハを出して出現時効果。シグニ1体を回収。 (図では空撃ち)
これで1ループです、簡単ですね。今回の制限改訂で⑤の処理で強制的にアカズキンがリムーブになってしまう為、ループはお亡くなりになりました。因みに、1ループにつきデッキが1枚必要になります。
ナフシュループ
今回は『幻水ナフシュ』の効果を使って相手のデッキをライフと入れ替え続けるループにしますが、効果にコストを使用しない他のシグニでも同じことが出来ます。エナを使用するシグニの場合、若干手順が変わります。
初期手札:幻水ナフシュ、幻蟲§アメンボ§、大幻蟲§オタガメ§(A)、幻蟲オオマキリ
初期盤面:ミュウ=イマゴ、黒鍵の巫女タマヨリヒメ、幻蟲キアハ、幻獣アカズキン、大幻蟲§オタガメ§(B)
エナゾーン:9枚
トラッシュ:キャッチ・リリース
その他:黒幻蟲オウグソク【FA】
パーツが圧倒的に多いですが、基本ループで回収できるので盾落ちやボトムに埋まらない限りは問題ないです。
① オタガメA、キアハ、アメンボの3体でオウグソクFAを出す。
② ミュウの効果でエナチャージ。アカズキンのレベルが4になり、リミット超過。
③ オウグソクFAの効果でキアハ、オタガメを回収。
④ アメンボの効果でエナを1減らす。アカズキンのレベルが3に変わる。
⑤ オオマキリでオタガメをトラッシュし、キャッチ・リリースを回収する。(エナ8)
⑥ ナフシュ(任意のシグニ)を出して効果発動。
⑦ キャッチ・リリースでナフシュをバニッシュし、オタガメを回収する。(エナ9)
⑧ 手札のオタガメ、キアハ、場のオオマキリの3体でオウグソクFAを出す。
⑨ トラッシュに送られたオタガメを出す。
⑩ ミュウの効果でエナチャージ。(エナ10)
⑪ アカズキンのレベルが上がり、リミット超過。オウグソクFAをリムーブする。
⑫ オウグソクFAの効果でキアハとオオマキリを回収する。
⑬ キアハを出して、ナフシュをコストにナフシュを回収する。(エナ9)
⑮ オウグソクFAの効果でキアハとオタガメを回収する。
⑯ キアハを出して、アメンボを回収する。
エナ9、初期盤面+キアハ、初期手札-キアハ、初期トラッシュの為これで1周です。
1周でデッキを2枚使ってます。2枚消費で相手のデッキ1枚をライフクロスと入れ替える為、普通に回していると先にこちらがリフレッシュしてしまいます。そこで使われるのがスピネルループです。ナフシュの代わりに『羅石スピネル』の起動効果を使用することによってデッキが5枚増えます。このループをリフレッシュする前に混ぜます。その他にもシグニを変更することで色々出来ます。大会では『TOO BAD』によるハンデスと合わせて手札・トラッシュ・ライフクロス・相手の盤面をすべて手札に戻してからとどめを刺していたらしいですね。
以上になります。長くなってしまったので、次の記事では先人のデッキレシピから記載されていないハンデスループとクローズループの基本手順を解説したいと思います。
追記:チェックはしておりますが似たような画像や多量のリンクを使用したため、間違いなど見つけましたらお手数ですがご連絡くださいませ。